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本項目では『レイトン教授と不思議な町』『レイトン教授と悪魔の箱』『レイトン教授と最後の時間旅行』について記述する。判定はいずれも良作である。 レイトン教授と不思議な町 概要 あらすじ システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 レイトン教授と悪魔の箱 概要(悪魔の箱) あらすじ(悪魔の箱) システム(悪魔の箱) 前作からの変更点 評価点(悪魔の箱) 問題点(悪魔の箱) 総評(悪魔の箱) レイトン教授と最後の時間旅行 概要 あらすじ(最後の時間旅行) システム(最後の時間旅行) 変更点・新要素(最後の時間旅行) 評価点(最後の時間旅行) 問題点(最後の時間旅行) 総評(最後の時間旅行) 移植 余談 その後の展開 レイトン教授と不思議な町 【れいとんきょうじゅとふしぎなまち】 ジャンル ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売・開発元 レベルファイブ 発売日 通常版:2007年2月15日フレンドリー版:2008年10月23日 定価 4,800円(税5%込) プレイ人数 1人 セーブデータ 3箇所 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 独特な世界観とパズル レイトン教授シリーズ不思議な町 / 悪魔の箱 / 最後の時間旅行 / 魔神の笛 / 奇跡の仮面 / 超文明Aの遺産ミステリージャーニー / VS逆転裁判 概要 『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』の開発元として一躍名を轟かせたレベルファイブが、初めてパブリッシャーとして発売したアドベンチャーゲーム。 ジャンルは公式で「ナゾトキ・ファンタジー・アドベンチャー」と題されており、ストーリーにちなんだナゾナゾ・パズルなどの「ナゾ」を解く事でストーリーを読み進めていく。 それらのナゾはベストセラー『頭の体操』をベースにしており(*1)、同書の著者である多湖輝を監修に迎えている。 あらすじ 考古学者エルシャール・レイトンはいくつもの不思議な事件、すなわちナゾを解決してきた。そんなレイトン教授に届いた、亡くなった大富豪の遺産分配にまつわる依頼。この依頼に潜む大きなナゾを感じ取り、レイトン教授は助手のルークとともに依頼人の待つ町へ向かうのであった…。 システム 調査 町の中を移動し、町の人や怪しい場所・物を調べ、情報を集めることでストーリーを進める。 住民に話しかけたり移動、メニューを開いてセーブといった調査のための操作は、基本的にすべてDSの下画面をタッチすることで行う。 基本的にテキストを読むだけでストーリーは進行し、選択肢による分岐はない。その中で後述のナゾを適宜解くことになる。 ナゾ 不思議な町の住人はナゾが大好き。調査の中で話しかけるとナゾを出題してくることがある。 出題の理由は様々で、こちらが必要な情報を聞き出すための条件であったり、単に暇つぶしであることも。 またレイトンも助手のルークに、町にあるオブジェクトから連想できるナゾを出題することもある。 「ナゾ」は、いわゆる雑学・知識の必要なクイズではなく、頭を使えばひらめきで解けるもの。 本作のレーティングはCERO A(全年齢対象)であることからもわかるように、基本的には最低限の算数の知識や発想力・根気があれば理論上は小学生でもクリアは可能な難易度。 ナゾを解く画面ではDSの上画面に問題文が表示され、下画面には図形やイラストの表示に加え、解答やメモといった操作を行うボタンが配置されている。制限時間は無いのでじっくり考えることができ、「あとで解く」ボタンで一旦保留して調査に戻ることもできる。 ナゾの内容は、とんちの効いたなぞなぞ・暗号解読のようなものや、いわゆる「箱入り娘」のようなスライドパズル、マッチ棒問題を始めとして非常にバリエーションが豊富。 回答方法についても、選択肢のボタンを押す、数字をタッチペンで書く、画面上で回答を線で囲んだり動かせるオブジェクトを操作し回答を示した状態で「判定」ボタンを押し正誤判定を行うものなど様々。 スライドパズル形式のナゾなどは、操作により正解の状態となった時点で自動的に解明となる。 ヒント ナゾ1問につき原則3回までヒントを開くことが出来る。 ヒントを1つ見るためにはヒントメダルを1枚消費する必要がある。ヒントメダルは街のいたるところに隠されており、タッチペンでつついてまわることで自然と回収されていく。 ピカラット 問題の難易度指標のようなもの。簡単な問題では10ピカラット、難しい問題だと50ピカラットにまで上昇。 ミスするたびに解明時にもらえる量が減少。最低で半分にまで減少する。 前述のスライドパズルのような解答判定が自動で行われる形式のナゾに関しては、誤答することがないためピカラットの減少も生じない。手数がかかりすぎることによるピカラットの減少もない。 ヒントメダルを使ってもピカラットは低下しない。 レイトンのかばん メニューに相当する機能。セーブ、シナリオの進捗状況などを確認できる。 ナゾを解くことでアイテムが入手できる場合があり、これらのアイテムはレイトンのかばんに仕舞われる。 レイトンのかばんで行えるパズル レイトンのかばんに仕舞ったアイテムが関係するパズル。名画・ふしぎなパーツ・ホテルの部屋の3種ある。 クリアするとレイトンから追加のナゾが出題される。 名画では、バラバラになったジグソーパズル形式に組み合わせて1枚の絵を完成させることが目的。 ふしぎなパーツは、手に入れた機械のパーツを集めてとあるロボットを汲み上げることが目的。 評価点 独特の世界観 セピアな色調の風景、物悲しげなBGMなど、全体にアンニュイな雰囲気が漂い概ね高評価。 町の造形、そこで生活する登場人物も他のゲームでは見ないような個性がある。 BGMも場面に合ったものが多数用意されており、この作品の人気を支える要因の一つであることは間違いない。 ナゾ解きの画面のBGMも完成度が高いうえ、どこか不気味さや怪しさを漂わせる、調査パートのものとはテイストが異なるものとなっておりメリハリを感じさせるもの。 ホラーテイストが強めなのもあって人によってはいろいろな意味でトラウマになっているかもしれないが。 「ナゾ解明」の面白さ 元となった頭の体操がベストセラーとなっている事からもわかる通り、どれも程よく頭を使って非常に面白い。 それらのナゾは物語を進めていくうちに町の人々やオブジェクトから少しずつ出題されるため、ストーリーを進めるモチベーションが上がる。中には一見分かり難い所にある「隠されたナゾ」も多く存在し、それを探すのも楽しい。 豊富なナゾの数 本編のナゾだけでも充分な数があり、さらにWi-Fi通信やインターネットでナゾが配信されるため、膨大な問題数となる。 親切かつ楽しいヒントシステム マップ上には「ヒントメダル」と言うアイテムが隠されており、これを消費することでナゾのヒントを得ることができるため、どうしてもわからないナゾもヒントを見ることで解きやすくなる。 もちろん、自信のある人はノーヒントで解いていくプレイもできる。 また、画面をタッチしてヒントメダルを探すのがなかなか楽しい。前述の隠されたナゾも、多くはこの過程で見つけることになる。 収集要素を含むミニゲーム ナゾとは独立したミニゲームが、各作品3つ程度用意されている。このミニゲームを解くためのアイテム(パズルのピースなど)は、多くのナゾを解いていくことで獲得できるため、収集要素を楽しめる。 もちろんそのミニゲーム自体も頭を使い、なかなか面白い。 物語上の誘導が親切 本編再開時必ず「前回のあらすじ」の形式で、少し前のシナリオをおさらいしてくれる。 DSの上画面でも「どこで、どんなことをしろ」といった情報が表示されている。 前回のプレイから時間が空いた場合に何をすればいいかわからず困るといった事態は少ない。 賛否両論点 人気俳優・タレントを配した声優陣 本作ではライト層への宣伝効果を考えてか、本業声優ではなく俳優やタレントが多くのキャラクターを演じる。そのため、棒読みだったり声の演技が出来ていないキャラが少なくない。 ヒロインのアロマ役に能登麻美子氏、レイトンのライバルであるドン・ポール役に稲葉実氏など、本業声優が演じているキャラも少なからず存在する。またタレントでもそれなりに巧い人も少なくないのだが、下手なタレントの演技が目立ってしまっているとも言える。 メイン2人については、レイトン役の大泉洋氏はかなり雰囲気にあっている一方、助手・ルーク役の堀北真希氏はかなり棒読み。しばらくすれば慣れる程度ではあるが…。 問題点 一部のナゾの傾向 「回答が複数存在し得る」「問題文が説明不足」と感じてしまうような、問題のある「悪問」ともいえるナゾが多少存在する。 ナゾによっては解説を見ても「理解はできても納得はできない」という人がいてもおかしくないものもある。 いわゆる「いじわるなひっかけ問題」も少なくない。頭を使う問題である以上捻りを効かせているのは仕方ないのだが、プレイヤーからすればなるべく獲得ピカラットを減らしたくないのでややストレスに感じる点でもある。 ナゾトキとアドベンチャーゲームの相性 基本的に人物や、ポスターや食べ物などのオブジェをタッチするとそれらに纏わるナゾが出題されるが、ストーリーに関わるナゾはそのナゾを解明しないかぎり先に進めない。 こればかりはプレイヤーの得手不得手にもよるが、スキップ機能や公式による解答の公開などはないので、解けないナゾが1つあるだけでストーリーが事実上の詰みとなってしまう。低年齢層でも触れやすいDSのソフトであることも合わせ、途中でこのゲームを投げてしまったプレイヤーもいたと思われる。 選択肢を選ぶタイプのナゾであればピカラットは犠牲になるものの総当たりで解明できるが、パズルや桁数の多い数字で回答するものなど、プレイヤーにできる操作が多いタイプの回答方法のナゾの場合はどうしようもない。 一定以上の数のナゾを解かないと進めない場所がある。 それ自体は問題ではないのだが、足りなかった場合にすでに訪れた場所を一か所ずつ探していくのはやや作業感が強い。 解けなかったナゾは、ある程度ストーリーを進める(*2)と、自動的にまとめてナゾーバの館に送られ、あとで挑戦できる。ただしこれはストーリーの進行による会話の変化や行けなくなる場所の存在に対する措置であり、シンプルに見つけにくいだけでいつでも挑戦できるナゾはここに送られないため、挑戦したければ自力で探すしかない。 一部の不親切なヒント ヒントメダルを消費してヒントを見ても、「ヒント無しで自分で解いて見ろ」と言った旨のテキストである場合が有る。特に初期の作品に多い。 後の作品では、ヒントメダルを多く消費することで核心に近い「Sヒント」を貰えるようになり、こうした不親切なヒントも減った。 ヒントの代わりにナゾにまつわる雑学を教えて貰える事もあるが、ヒントを欲しい人は損するし、ヒントを見ない人も損すると言える。後者の場合はそもそも存在に気付かないだろうが。 シナリオ クイズとしてのナゾトキがメインとなっているきらいがあり、シナリオにおける謎解きはオマケのような存在。急ぎ足で説明不足な感が否めず、レイトンがナゾトキして核心に迫るというより、事件の真犯人からの都合の良いアプローチが多め。プレイヤーが情報をまとめたり推理したりといった必要はほとんどない。 また、終盤の展開やストーリーの真相はそれまでの過程と比較して大きくリアリティの落ちるものである点からも、プレイヤーが理詰めでの推理をすることを想定していないゲームであるように感じられる。 シリーズ全体を通して言える事だが、かなり現実離れしたファンタジーな要素や予想の斜め上を行く超展開が出てくるので、純粋に推理を楽しみたい方にはあまりオススメ出来ない。 これからプレイする方はゲームのジャンルが「ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー」であることは留意されたし。 一部、取り返しのつかない要素 ヒントメダルの枚数には限りがあるため、序盤の問題で使い過ぎると後半の高難易度のナゾでヒントを見ることができずに困ることになる。 一部作品では「ストーリーが進むと行けなくなるマップ」が存在し、そこにあるヒントメダルはそのセーブデータでは永遠に取れなくなる。 これらの仕様のため、「ヒラメキコイン200枚以上でレイトンのアイコンが変わる」と言う隠し要素があり、ヒントを利用しているとこれを見られなくなってしまう。 後の作品では、「現在の所有枚数/累計獲得枚数」と言う形で表示されるようになり、それなりに気楽に使えるようになった。 ナゾを解いた時に獲得できる「ピカラット」は、解き間違える度に獲得できる量が減少する。 隠し要素にも関わるため、ピカラット不足だと全てのナゾを解いたのに隠し要素が解放されなくなる。こうなると最初からやり直すしかないが、かと言って間違えを恐れてヒントを見過ぎるとコインが足りなくなる。 収集要素について 「ナゾのパーツ」は、全て集めて組み合わせるとあるものが完成するのだが、その組み立ては、入手したパーツをタッチすると自動的に正しい位置に置かれる。 つまり、「めいがのピース」と違ってパーツをタッチするだけで自動的に組み上がってしまうため、やりがいが無い。 システムの不具合など 第1作なのもあってかいろいろと不便な点が見られる。わかりやすいところだと町の探索時のタッチの感度が悪く、ひらめきコインを探すために手当たり次第にタッチしまくることに。 メモ機能は記述回答形式のみの時にしか使えない、書くことが出来ても消せない、ヒントを見たりすると消えてしまう、と全然使い物にならなかった。 回答に関しては、後に出たベスト版で第2作以降に改善されている。 エンディングのスタッフロール後、セーブをするかどうか聞かれて「いいえ」を選ぶと、セーブデータが破損してしまうことがある。セーブを必ず行うことでこの問題を回避でき、ストーリーもエンディング直前の状態で再開できると公式サイトで注意喚起を行っている(不具合のお知らせとお詫び)。 総評 メインの要素である「ナゾ」解きの面白さは間違いのないものであり、頭を使ったパズルやナゾナゾが好きな人なら存分に楽しめるアドベンチャーゲーム。加えて独特なキャラクターデザインや背景、高品質なBGMで表現される世界観で織りなされるストーリーも根強い人気の理由となっている。 中には高難度のナゾもあり、ゲームとしての完全クリアを目指し全て解くのは一筋縄ではいかず、やりごたえのあるゲームでもある。 欧州では、その頭を使う部分が「脳トレの後継作」と捉えられ(*3)、ロングヒットを記録した。 これにより、「世界一売れたアドベンチャー」として世界中で人気を博している。 それまではドラクエの開発担当というイメージの強かったレベルファイブだが、この作品をきっかけにオリジナルの作品も数多く手掛けるようになった(*4)。 レイトン教授と悪魔の箱 【れいとんきょうじゅとあくまのはこ】 ジャンル ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売・開発元 レベルファイブ 発売日 通常版:2007年11月29日フレンドリー版:2009年2月12日 定価 4,800円(税5%込) プレイ人数 1人 セーブデータ 3箇所 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 大方のシステムは前作と共通豪華な機関車と金鉱町が舞台 レイトン教授シリーズ不思議な町 / 悪魔の箱 / 最後の時間旅行 / 魔神の笛 / 奇跡の仮面 / 超文明Aの遺産ミステリージャーニー / VS逆転裁判 概要(悪魔の箱) 前作『不思議な町』のヒットを受け、8ヵ月後に発売された続編(第2作)。 あらすじ(悪魔の箱) 開けた者は必ず死ぬという「悪魔の箱」。恩師から届いた一通の手紙に書かれたその存在と、「行先の書かれてない切符」が示すナゾを解明すべく、レイトンとルークは新たな旅に出る…。 システム(悪魔の箱) システムは概ね前作と共通。 前作からの変更点 レイトンのかばんのパズル 本作では「ふしぎなカメラ」「ハムスターのダイエット」「ハーブティー調合」の3つが遊べる。 それぞれとあるナゾを解いたときに3モードを遊ぶためのアイテム(カメラの部品・ハムスターの餌や遊び場・ハーブ)が手に入る。 ふしぎなカメラでは、部品をジグソーパズルのように組み上げ、パズルを完成させる。 ハムスターのダイエットは、ハムスターが気づくように遊び場や餌を配置し、できるだけハムスターが歩けるようにするパズルゲーム。 ハーブティー調合は、ハーブティーの材料を3つ調合し、適切な組み合わせであれば、おいしいハーブティーが出来上がるというルール。 ナゾのにっき ストーリーの補足をする内容の書かれた日記。 特定のナゾを解明するとカギを入手でき、物語の重要人物の過去について知ることができる。 細かい変更点 ヒントを見るために必要となるアイテムの名前がヒントメダルからひらめきコインに変更。 人物・オブジェを調べた際に、ナゾが出題される場合のみ「!」マークが表示されるようになった。 ナゾの画面でのインターフェースが洗練された。この点については次回作以降にも本作の仕様が引き継がれている。 評価点(悪魔の箱) 物語の舞台・スケールの拡大 前作はセピア調の町から出ることが出来なかったが、本作はシナリオの進行とともにナゾトキの舞台が機関車、田舎町、金鉱で栄えた町と移っていく。 題意を理解しにくい問題の減少 複数の画像を見比べての間違い探し、チェスやトランプ、バニッシュといった古典パズルを応用したものなど、直感的に取り掛かれるタイプの問題が増えた。 依然として問題文の揚げ足を取る姿勢で挑まないと解けない問題もあるが、全体的に洗練され割合としては前作よりも減った。適度にこういった類の問題も登場するものの、これにより単純作業のように感じづらくなっている節もあるため、ちょうどいい塩梅と言える。 問題点(悪魔の箱) 2度と立ち寄れなくなる場所の存在 本作はシナリオ進捗とともに舞台が移り変わるのだが、これに伴い、中盤で立ち寄る田舎町や目的地までの移動手段である機関車といった終盤には立ち寄れなくなる場所が少なくない。 ナゾの解き洩らしはナゾーバの館により対策されてるのだが、ひらめきコインの取り洩らしは対策されていない。 ナゾ60の数学的な正確さの要求 ナゾ60は回答としてフリーハンドで線を引く必要があるのだが、考え方自体は合っていてもその線が数学的に正確でないと正解とみなされない。 しかし、不正解の画面やヒントなどからは上記の不正解にされている理由が一切分からないこともあり、具体的な数学の知識がなければ、運任せに近い解き方になってしまう。 明確なのミスのあるナゾ ある選択式のナゾにおいて正答を選んでも正解とならない。ナゾの収録数を考えれば1問くらいなら仕方ないとも捉えられるが、このゲームに限らずクイズにおいて絶対に避けなければならないことでもある。 公式サイトでお知らせとお詫びが出ているが、ゲーム内で気づく方法はない(ナゾのネタバレ注意、ナゾ131についてお知らせ)。 前作ヒロインの扱い 前作『不思議な町』のキーパーソンかつ実質上のヒロインが、本作ではとある理由でレイトンたちの調査に同行する。 …のだが、実際は特に活躍が無く終盤にとある理由で退場してしまう。 キャスティング アニメーションの吹き替えに関しては、相変わらずタレント起用がメイン。 ひどい棒読みのキャラこそいないのだが、佳境で声を張るシーンで迫力が足りなく感じる場合がある。 総評(悪魔の箱) 出題傾向や画面のインターフェースに変化こそあるが、ゲームの根幹的なシステムは前作と共通。 少し広くなった世界と一新・洗練された問題を引っさげ世に放たれた、前作が楽しめた人であれば間違いなくプレイする価値のある順当なる続編と言える一作。 レイトン教授と最後の時間旅行 【れいとんきょうじゅとさいごのじかんりょこう】 ジャンル ナゾトキ×ファンタジーアドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア DSカード 発売・開発元 レベルファイブ 発売日 2008年11月27日 定価 5,040円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) セーブデータ 3個 判定 良作 ポイント シナリオは本作で一旦完結ボリュームアップした世界観とナゾの数 レイトン教授シリーズ不思議な町 / 悪魔の箱 / 最後の時間旅行 / 魔神の笛 / 奇跡の仮面 / 超文明Aの遺産ミステリージャーニー / VS逆転裁判 概要 シリーズ第3作。 あらすじ(最後の時間旅行) レイトンと助手ルークのもとに、10年後のルークを名乗る人物から助けを求める手紙が届く。記憶に新しい「タイムマシンの実験での事故に巻き込まれてイングランド首相が姿を消した不可解な事件」との関連性を考えたレイトン達は手紙が指し示す時計店に向かう。時計店の装置を動かした先で見た景色は10年後のロンドンだった…。 システム(最後の時間旅行) おおむね従来どおり、街の建造物や人物を調べ調査を進める中で出題されるナゾを解き進める。 変更点・新要素(最後の時間旅行) ナゾ解き画面でメモに使えるペンの色が複数追加された(前作は黒一色であった)。 隠されたナゾ マップ内にタッチすると砂埃のようなエフェクトが出る場所がある。そこをタッチし続けると隠されたナゾを発見し挑むことができる。 スペシャルヒント 前作までのヒントは3つまでであったが、本作はさらに4つめのヒントとしてスペシャルヒントが搭載された。 スペシャルヒントを見るためにはひらめきコインを2枚消費するが、核心を突くようなヒントを得られる。 出題傾向 前作と比べて選択肢形式の出題が減り記述式・作図式の問題が増加傾向。 新たに「なぞなぞ」の出題もあり。手数制限があるパズルゲームも新規登場。 おもちゃのくるま チョロQのようなミニカーを導いて、正方形の盤面マップを走り回らせゴールまでたどり着かせるルール。 直接ゴールに行けばよいのではなく、途中に散らばるアイテムを全回収する必要がある。 また岩や木といった障害物にぶつかったり川に落ちたりすると失敗。 アイテム・障害物がないマスには、車の移動を変化させるパネルを置くことができる。 パネルの内容は「車の方向転換」および「次のマスを1つだけジャンプ」の2つ。置けるパネルの数はコースごとに決められている。 パネルは1回までしか効力を発揮せず、2回目に踏んでも動作しない。 マップは特定の時期に特定のNPCと会話すると逐次開放されていく。 おしゃべりオウム シナリオを進めたりNPCと会話していると、オウムが言葉を覚えていく。 街中に散らばったNPCをランダムに選出し会話することができる。覚えた単語を2つ使って文章をつくり、NPCの問いかけに対してきちんと意味が通る回答を2回分する必要がある。 NPCとオウムとが仲良くなっていくに従い、オウムがマップにかくされたひらめきコインとナゾの場所を指示してくれるようになる。 ふしぎな絵本 シールを貼れる不思議な絵本。シールが無い状態では、絵本の物語の登場人物や物体が曖昧で物語が成立していない。 シールを貼ると対応した登場人物や物体に名前がつけられてお話が具体化していく。 すべてのシールを正しい場所に配置すると絵本が完成。3話分用意されているが、2話に挑戦するには1話を、3話に挑戦するには2話をクリアしなくてはならない。 シナリオクリア、おもちゃのくるまといったミニゲームを制覇することで、「ひみつのモード」でレイトン教授から追加の高難易度のナゾを出してもらえる。 評価点(最後の時間旅行) さらに物語がスケールアップ 1作目は小さな町が舞台、2作目は機関車と炭鉱に栄えた街が舞台だったが、本作ではタイムスリップに関する壮大な物語となる。 煌びやかなカジノやどこか暗い雰囲気の漂うチャイナタウンなど、前作までにない雰囲気のマップも登場。 マップの数は大きく増加しているが、前作までの問題点であったストーリーの進行に伴い行けなくなるマップはほとんど存在しない。 「ナゾバトル」といった演出面の強化も。このシーン専用のBGMの人気も高い。 問題の調整 1問自体に頭を悩ませるケースは減り、サクサクと本編を楽しむことができる傾向。出題数は前作よりも増加した。 ちゃんと問題文および付随する図を読みとければ正答にたどり着ける、といった問題の割合が少なくない。 川の橋渡し、チェス、バニシュといった古典のパズルからの出題は減少。全体的に時間がかかりにくくサクサクゲームが進む。 前々作、前作キャラの活躍 レイトンのライバルのドン・ポールに活躍の場面がある。彼がレイトンを目の敵にする理由がわかる回想ムービーも挟まる。 第1作目のキーパーソンであり、レイトンの自称花嫁のアロマにも前作以上に活躍の機会がある。 その他の過去作に出演したキャラもちょくちょくと出てくるためファンにはうれしいところ。 過去2作にて移動手段としてしか登場しなかったレイトンの愛車だが、今作の終盤では華奢な外観からは想像もつかないような活躍を見せる。 レイトンの過去に迫るシナリオ ネタバレになるので詳細は伏せるが、本作はレイトンが最愛の人物を失ったある事件が大きく関連する。 当時はレイトンでも解けなかった事件なのだが、あらためて決着をつけることになる。レイトンの口癖の原因もわかる。 次回作からは過去の話となることもあり、レイトンシリーズとしてひとつの区切りを打つことには成功している。 問題点(最後の時間旅行) 広くて迷いやすいマップ 目的地がDS上画面の地図に表示されない場合もあるため迷いやすい。 ○○通りという地名が多く、本作のNPCもレイトンたちに道案内する際そういった地名を用いてくる。その地名がどうやったらたどり着けるのかは、基本的にプレイヤー自身が覚えなくてはならない。 地下鉄といったワープ機能も搭載はされているが、徒歩で歩き回らなくてはならない範囲ももちろん存在する。 オウムのミニゲームで特定のNPCに話しかけたい場合はやや不便。 ナゾが隠されているケースもあり、こういう不便で広いマップから探すというやりこみ要素にはなる。 融通が利かないサブコーナー おもちゃのくるまはそうでもないが、おしゃべりオウム、ふしぎな絵本はNPCと話していかないとまともに攻略できないケースが多い。 おしゃべりオウムは1人のNPCに対して2問回答しなくてはならないが、2問目を誤答すると再挑戦時に1問目からやり直さなくてはならない。 ふしぎな絵本でシールをはがすときの操作が若干手間取る。ページをまたがって「人物」に関するシールを貼り直しする必要があるため不便。 物語の終盤 前々作と前作でもその傾向はあったが、本作の終盤は特に超展開と言わざるを得ないシナリオとなる。本格的かつ現実的な推理でのナゾの解決を期待しすぎると肩透かしを食らうだろう。 + ネタバレ注意 終盤に登場する破壊兵器の規模は良くも悪くもファンタジー感満載。また中盤に存在を匂わせるフラグこそあるものの、それまでの流れからはかなり毛色の異なる展開となるため、一部のプレイヤーは置いてけぼりになったのではないだろうか。 本作には黒幕が2人いる。しかし彼らに対しては、タイムマシン実験で大切な人を失った共通点があり擁護のしようもある。 タイムマシン実験を決行した人物も本作に登場するのだが、その人物には明確なお咎めが無いので後味の悪さもある。 タイムマシン実験で命を落としつつも、未来に行くことには成功したという強引な設定で、レイトンと再会する人物もいる。 総評(最後の時間旅行) 出題は簡単になる傾向で、問題数が増えたことによりゲーム攻略時のテンポ感は良好。 終盤の展開は好みが分かれるところであろうが、前作よりもさらにスケールアップした問題数と世界観で、前作からも堅実に進歩しつつレイトンシリーズの物語に一区切りを打った作品。 移植 「フレンドリー版」は漢字に振り仮名が付いたり問題文の改定が行われるなどの改善が行われているため、今から遊びたい場合はこちらをお勧めする。 ただし、『最後の時間旅行』だけはフレンドリー版が存在しない。オリジナル版の段階にて出題に振り仮名が振られている。 余談 『不思議な町』『悪魔の箱』『時間旅行』がそれぞれiOS/Androidに移植されている。 ゲームの仕様はDSと同じだが、スマートフォンの解像度に合わせ、グラフィックがHD化されている。 また、『不思議な町』には新規アニメーションが追加されている。 その後の展開 当初は『不思議な町』『悪魔の箱』『時間旅行』の3部作で完結する予定だったが、ファンの熱烈な要望により2ndシーズンにあたる『魔神の笛』『奇跡の仮面』『超文明Aの遺産』が発売された。 2012年11月29日には、カプコンのアドベンチャーゲーム『逆転裁判』シリーズとのコラボレーション作品『レイトン教授VS逆転裁判』が発売された。 2023年2月9日にシリーズ最新作『レイトン教授と蒸気の新世界』が発表された。対応機種はSwitchで、発売時期は2025年を目処としている。
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ぽけぎかたろぐ【登録タグ 【inu】 【ポケ擬カタログ】 【企画】 【企画ほ】 【宣伝中企画】 【稼働中企画】】 最終更新日時【2015-03-14 22 13 36 (Sat)】 ポケ擬カタログ サイト 主催 inu 期限 2017/12/01を予定(今後変更される予定です) あと日 詳細 ポケ擬の情報共有&交流促進のためのwiki です。 自分の考えたポケ擬をwikiに登録して、色々な人のポケ擬と並べて閲覧したり、カタログで選ぶように気軽にチュウを楽しんでみませんか? 宣伝 内容 共同管理人募集 期限 2017/12/01を予定 締め切りまであと日 ポケ擬カタログの管理をお手伝いしてくださる方を募集します!詳しくはこちらをご覧ください。 企画ページ一覧 トップ絵募集コメントログコメントログ2コメントログ3コメントログ4コメントログ5コメントログ6コメントログ7共同管理人募集 コメント 名前 コメント 上へ
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登録日:2010/04/24(土) 11 09 27 更新日:2024/05/25 Sat 20 18 24NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 0.26秒 おじさん お爺さん お茶目 ちょっとボールペンを落としたもので… なんですっとおおぉぉぉ! サイバンチョ チョーさん ハゲ ボーンチャイナ レイトン教授VS逆転裁判 外波山文明 大逆転裁判 愛すべきじいさん 愛すべきバカ 慈獄政士郎 有罪です! 木槌 樋浦勉 爺ちゃん 老人 萌えキャラ 裁判官 裁判長 逆転検事 逆転裁判 達筆 髭 サイバンチョとは、『逆転裁判』シリーズに出てくる裁判長の事である。 CV:外波山文明(特別法廷・オーケストラコンサート・レイトン教授VS逆転裁判・5以降・ドラマCD・パチンコ版)/樋浦勉(アニメ版) 演:柄本明(映画版)/外波山文明(SET版2) ふさふさの白い髭と見事に輝くハゲ頭が特徴で、全くもって名前と年齢を知られていない。 成歩堂龍一曰く「愛すべきじいさん」 しかしじいさんと呼ばれるのは嫌がる。 シリーズ皆勤賞で1~3全てに登場しているが、『逆転裁判3』の4話のみ弟が担当したため、全部の話での皆勤賞は逃した。 スピンオフではあるが、作品単位での皆勤賞も『逆転検事2』で逃している。 性格としては基本的に流されやすく、検事の誘導で有罪判決を下しそうになるのはしょっちゅう。 証言にも流されやすく、証人からの買収にもひっかかり話を鵜呑みしてしまう程である。 特に松竹梅世や美柳ちなみなど美人の証人には非常に騙されやすい。 また、小中大や狩魔豪の圧力に屈したり真犯人のハッタリを信じて逃げ出しそうになったりと威厳溢れる見た目に反して色々と弱い。 しかし、『逆転裁判6』のある事件では、真犯人から圧力をかけられるもののバッサリと切り捨てている。サイバンチョも成長しているのである。 更に『逆転裁判4』では「(早く裁判を終わらせて)司法長官に媚を売りに行く」発言があった事から、年の割には裁判官としてもそこまで偉い立場では無さそうである。 最大の特徴としてはちょっとオチャメ☆ 子供の頃の通信簿には「耳がとほく、聞きちがひをする」と旧仮名遣いで書かれるほどのオッチョコチョイでもあり、 綾里真宵と同じく、難しい専門用語を説明するために質問させるお馬鹿キャラとしても活躍(*1)。 仮にも裁判長という立場の人間がお馬鹿キャラというのはどうかという気がしないでも無いが。 とはいえなんだかんだで根は善人のお人好しであり、 最初に弁護側がどんな不利な状況でも、裁判が進んで真相が明らかになるにつれ最終的には必ず正しい判断を下してくれる。その間はかなり苦しめられるけど。 (周囲からは不気味がられているらしい。フシギでブキミなサイバンチョである) 主人公が担当した事件だから結果的に正しい判決で終わっているだけでは…と思うかもしれないが、星影曰く昔から「移り気で浮気だが、最終的にはいつも正しい判決を下す不思議な裁判長」と評価されていたらしい。 もっとも判決を下す前に中断してしまった裁判もあるほか、仮面マスクを無罪にしてしまったこともあるが。 そして成歩堂の偽物を見抜けなかったりする割に、検事・弁護士以外の異議を認めてくれるという空気の読める人でもある。 横文字読めないけど 前述の「媚」の内容も入院中の司法長官の子供を見舞うという(判決を急がれる点以外は)実に平和な代物であり、 しかも例によって裁判が進むうちにそっちの思惑はいつの間にか行方不明に。 やっぱりこの人に裏工作の類は無理という事だろう(そもそも裁判中に堂々と宣言している時点でアレである)。 なんらかの被害に遭う事も多く、狩魔冥のムチにひっぱたかれたり、芝九蔵虎ノ助の恫喝をうけたり、豆を……… 「ここまでは届きませんよ」 いや、喰らってなかったか。 とにかく不遇の人なのだ。 そして横文字が苦手。すごい苦手。グローブ、インカムはおろかモノクルとか言われても全然わかんないもん。 でも事件に関する事なら意外と物知りである。線条痕とか普通の裁判長が知らなそうな事をよく知ってる。 さすがじぃさん、すげぇ! ゲーム中の表記も「サイバンチョ」であり(『1』のみ「サイバンカン」)、1~5、『逆転検事』の全てに登場しているものの本名、年齢等は全く不明である。 『逆転裁判2』では成歩堂が名刺を貰ってたが、文字が達筆すぎて読めなかった為に本名は現在も謎に包まれたままである。 どうやら孫(北米版では男の子)はいるようだがまだまだ謎は多く、「法廷の七不思議」の内、実に6つがサイバンチョに関するものである。 ちなみに孫は少なくとも『逆転裁判5』のある裁判の傍聴席にいたらしいが… ちなみに『逆転裁判6』では舞台が外国に移るため「すわ本編降板の危機か」と思われていたが、日本パートがある事が発表されて一安心(?)。 なお、クライン王国の裁判長も日本サイバンチョそっくりだが、別に親戚という訳でもない他人の空似である。弟より似てるけど そして彼の弟もまた裁判官。ついでに同じ裁判所で勤務している。弟の方は「サイバンカン」と表記されている。 登場作品は『逆転裁判3』。サイバンチョはよく弟から「勉強不足だ」と叱責されるらしい。 体格や格好はそっくりだが、サイバンチョとは口ひげを生やしていない点と髪がだいぶ残っている点が異なる。また髪と髭の色も兄とは違い栗色。しかしアニメ版では兄と同じ声優が役を担当しているので声が同じ。呑気で温厚な兄とは対照的に、真面目だが気難しい性格。 「しめやかに」や「どうかと思いますな」が口癖。彼もまたよく狩魔冥の鞭の餌食になる。 出番こそ少ないが、彼の存在がみっちゃんの弁護士としての法廷への伏線となる。 兄と違い、判決を下せないというジンクスを持っており、下そうと思ったら、被告人を直前に成歩堂に別の事件の犯人として奪われるわ、自殺されて閉廷になるわ、風邪ひいて兄に判決を取られるわ、 と散々な目に遭っている。逆転裁判4のあの事件とかこの人が担当すれば良かったんじゃ… 『逆転検事』ではみなさんお待ちかね、サイバンチョを尋問することができます。 『逆転検事2』では登場こそしなかったものの、御剣怜侍に「私が知る中で最も偉大な裁判官」と称された。 じいさんマジパネェ また、『逆転裁判5』での発言によると彼の手にする木槌は特注品とのこと。 「まほがにー製」で、他のモノより特別いい音を響き渡らせるんだとか。 そして昔は「法曹界の妖怪」と言われていたらしい。 『大逆転裁判』では明治時代の大日本帝国と大英帝国で二種類のサイバンチョが登場。 大日本帝国では相変わらずボリュームたっぷりの黒い髭に、明治時代であるため黒く派手な装飾のある服、さらに黒い帽子で身を包み威圧感たっぷりの物々しい姿になっている。 大英帝国のほうでは今までのサイバンチョに近く、白髭に赤い服を着て丸眼鏡をかけている。ちなみに頭頂部の髪はヅラであり、驚いた時によくズレる。 今作、日本での裁判は1話でしか行われないため、日本のサイバンチョは非常に影が薄い。 続編の『大逆転裁判2』では、まさかの(主に日本の)サイバンチョに非常にスポットが当てられる。まず本名が発覚。それは慈獄政士郎(じごく せいしろう)という、これまた変わった名前である。 彼は十六年前、御琴羽悠仁、亜双義玄真と共に大英帝国に留学生として来ていた。そしてプロフェッサー事件が起こった後、帰国して裁判官となる。 ちなみにその事件で証言した際、証言台を破壊した上、大英帝国を侮辱するというとんでもない事をやらかしている。結局は無罪になったようだが……。 しかし5話の事件では…… 4話で発生したトバイアス・グレグソン刑事殺害事件の2日目以降を描いた第5話ではイギリスのハート・ヴォルテックス主席判事閣下が裁判長を務める。 そして5話にてグレグソン殺害及び偽装工作の犯人として慈獄は告発される。 彼は裁判の前々から消息を断っており、先述の無罪になった事で《死神》から狙われ、殺害されてしまったものと思われていたが、 実は悠仁にも黙って蒸気船に乗り、一人国外逃亡しようとしていた事をシャーロック・ホームズと悠仁によって暴かれ、結局証言台に引きずり出される事となる。 当然、告発を否定するが、隠れていた蒸気船の船室にグレグソンの時計の竜頭が残っていた事、さらに事件当時、グレグソンに同行していた亜双義一真が船を降りていた事で罪を立証され、再び証言台をブチ壊した上にどこかへ吹き飛ばした後、罪を認め逮捕された。 尚、この証言台は後々何事も無かったかのように元に戻っているが、弁償代は払われたのだろうか……。 しかし、慈獄政士郎の罪はそこでは終わらなかった。 5話の最後も最後、「ある人物」の自供で亜双義玄真の脱獄計画にも関わっていた事が発覚する。死刑囚を誰にも気づかれず日本に送り返す為の協力者として選ばれたのだが、 その理由は「日本でのポストを約束されるから」という、欲にまみれたものであった。その人物曰く功名心が高かったらしい。 結局、墓荒らしのイーノック・ドレッパーが玄真が「蘇る」所を目撃してしまったため計画は頓挫、計画者に唆されライフルで玄真を撃ち抜き、始末する。 一方、イギリス人のおじいさんサイバンチョはそんなやましい事はなく、最後まで名前不明のままである。 TGSなどで公開されているフルボイスの『特別法廷』でも裁判長という立場もあって出番が多い。 『特別法廷2008 オーケストラコンサート』では居眠りした裁判長を観客が拍手で起こすイベントがある。 『ULTIMATE MARVEL VS CAPCOM 3』ではMVCシリーズ初参戦となった成歩堂のHC「静粛に!」で巨大サイバンチョとして姿を見せ、 静粛に! 取 り 敢 え ず 却下します!! と豪快に理不尽さを垣間見せながら巨大木槌を振り下ろす。 法廷モード中に出すと外れ証拠品のみ没収されて探偵モードに戻るが、探偵モードでは出せない。 発生前に起こる暗転の前から無敵状態なので安定して当てれるが、相手の強制ダウンを奪える代わりに木槌が振り下ろされた時に成歩堂も強制ダウンする。 ダウン拾いができるのでコンボのシメに最適ではあるが、外すとダウンした所を追撃される可能性が高いので空撃ち厳禁。 ちなみに元ネタは『逆転裁判2』の1話冒頭の成歩堂の夢。 また台詞の元ネタは『逆転裁判』2話での台詞だが、実はとりあえず却下されたのは成歩堂じゃなくて御剣だったりする。 というか元ネタは不利な流れになった御剣がとりあえず異議を申し立てたのをとりあえず却下するという場面なので、実は理不尽な台詞でも何でもなかったり。 『レイトン教授VS逆転裁判』では、ラビリンスシティの方に登場するサイバンチョは姿がよく似ており、声も同じく外波山文明氏が担当している。 また『逆転裁判6』に登場するクライン王国のサイバンチョも同様で、弁護士を必要とせず託宣を優先しているが、成歩堂の導いたムジュンにはしっかりと向き合うなど、その本質は日本のサイバンチョと同じである。 最後に、忘れられがちだが彼自身は決して無実の人間を助けて真犯人を裁く正義の味方ではないし、ましてや弁護人の仲間でもない。 ただ彼の本質は一つ、裁判の果てに浮かび上がってきた真実を全て受け入れて認める事ができるだけの柔軟で公平な人物でしかない。 その時点でどれだけ真実が明らかになっていようと、弁護人がその立証に失敗し彼の心証を悪くした時点で容赦なく裁判は終わってしまう。 彼が最後に正しい判決を下す事が出来るのは、あくまで弁護人が真実を完全に立証出来たからに過ぎず、 更に身も蓋も無い事を言ってしまうと、弁護人が最終的に真実に辿り着く事を約束された主人公で、 必然的に正史になるのがシナリオクリア=正しい判決だったからでしかないのである。 シリーズにおいて、最も弁護人(プレイヤー)と被告人に有罪判決(ゲームオーバー)という名の引導を渡して来た人物もまた彼である事を忘れてはならない。 ちなみに本人はそのことを自覚しているのか定かではないが、法廷にて殺し屋が成歩堂に暗殺依頼の勧誘をしてくる際に、成歩堂が裁判長の暗殺を依頼を企てているのではと危惧している様子が見受けられている。 検察側、弁護側双方に更なる追記・修正を求めます!それでは、本日はこれにて閉廷!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\静粛に!/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 逆転検事2では未登場なんだよな… せめてナルホドみたいに背景で出てきて欲しかったな… -- 名無しさん (2013-06-26 18 05 52) 逆転裁判5でも萌えキャラ 発揮してくれたよ -- 名無しさん (2013-08-28 02 00 31) 5の最終話ではココネの背中を押してくれた感じで「やっぱこの人が裁判長d最高だ」って思ったわw -- 名無しさん (2013-10-02 19 36 34) サイバンチョおもしろい -- 名無しさん (2013-12-20 19 04 41) 逆転裁判4のドリルに止めを刺すシーンは今までで一番貫禄があってよかった。 -- 名無しさん (2014-01-12 13 52 55) 線条痕くらい法律関係者なら常識では? -- 名無しさん (2014-01-24 05 35 55) ↑それを知らない司法関係者があの世界は多すぎる。御剣がバッジ付けるだけで弁護人席に立ててた時点であの世界の司法はお察しだよ -- 名無しさん (2014-01-24 09 32 43) ↑そんなこと言ったら冥ちゃんとかココネちゃんとかを天才って呼べなくなるからやめろw -- 名無しさん (2014-02-01 14 04 20) 検事2はスピンオフだし、皆勤云々に関してはノーカンじゃね? -- 名無しさん (2014-02-01 14 09 19) 実写映画のサイバンチョはなんか、怖かった… -- 名無しさん (2014-05-03 08 46 13) 裁判2でサイバンチョから名刺もらえるけど名前読めないとか書いてあって残念。 -- 名無しさん (2014-11-09 11 07 05) 普段はノリの良いおじいちゃんだけど弁護に失敗した時、例えば2ののマックスの呼び名が山田耕平に変わるところを見ると犯人と見なした人物に対しては容赦無さがうかがえるな -- 名無しさん (2014-12-15 17 14 17) 逆転裁判3の3話でニセなるほどに「あなたは最低の弁護をしたみっともない弁護士、成歩堂龍一です!」っていったのはとてもかっこいいと思った。 -- 名無しさん (2015-01-06 01 32 03) ↑×2 サーカスで有罪になったことなかったから、このページで初めて知ったわ 豆知識ありがとう -- 名無しさん (2015-01-17 01 10 43) 中の人遊戯王の何とかってジイサン -- 名無しさん (2015-01-17 01 15 23) サイ番長 -- 名無しさん (2015-01-17 12 59 39) サイバンチョ「被告人・江戸川コナンに判決を言い渡します!」 有罪!! -- 名無しさん (2015-01-24 18 36 13) ↑×4 サーカスで有罪になったことないってすごいなwww -- 名無しさん (2015-02-09 01 28 40) 大逆転裁判で御先祖様が出てきても全く同じ風貌なんだろうなぁ… -- 名無しさん (2015-02-09 13 02 56) っていうか、マコや優作の一回目の裁判は普通に間違った判決出してるしなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-09 13 23 29) ↑×2 レイ逆の裁判長も一緒っぽい風貌だったしな -- 名無しさん (2015-02-11 01 06 53) 1-1と2-1では普通に威厳のある裁判長という感じなんだがなぁ -- 名無しさん (2015-11-05 17 58 49) 一度サイバンチョと人生について語り合ってみたい。いろんな人間()を見てきただろうから -- 名無しさん (2015-11-05 18 32 06) 威厳はないけど公平に話聞いてるだけで十分っていうのが、黄色い弟やミカガミを見てわかった -- 名無しさん (2016-03-20 09 02 59) あいつら話聞かないで終わらせようとするしな。ほぼすべての立証責任が弁護士にある逆裁世界でこれはキツい -- 名無しさん (2016-04-13 23 07 53) ちいちゃん相手なら彼女の言うことなら何でも信じられそうで梅世たん相手なら出てきたぐらいで盛り上がるなと同じ美人相手でも対応が違うのって、この3年で見た目に騙されないと言う耐性が身に付いたから?確かにあいつはとんでもない悪魔だった -- 名無しさん (2016-04-18 21 13 16) 媚びの内容って危篤の子供(しかも特効薬ないと治らない)の見舞いだから全然平和的じゃないと思うんだが 人としてどうなのさ -- 名無しさん (2016-05-04 16 42 37) クライン王国の裁判長も弁護士を嫌っていても公平に話を聞いてくれたな 姫巫女を一喝したシーンはかっこよかった -- 名無しさん (2016-06-11 18 33 10) ある意味最大の味方でもありラスボスでもある。 -- 名無しさん (2016-06-15 19 59 05) 6のDLCにおけるサイバンチョのシメは粋なものだった -- 名無しさん (2016-07-04 07 22 55) アニメでは2の1話がカットされたから巨大裁判長は見れないけどOPのサーカスのシーンの序盤でそれっぽい描写があるな -- 名無しさん (2016-09-01 14 01 01) 法曹界の妖怪ってw。そろそろその時代のサイバンチョスピンオフはよ(誰得) -- 名無しさん (2017-03-16 07 55 02) 大逆転裁判2の1話で一番驚いたことが「サイバンチョの名前発覚」だった -- 名無しさん (2017-08-07 03 32 06) ↑そしてあんなとんでもないことに… -- 名無しさん (2017-08-07 10 43 16) 登場人物が裁判長を「サイバンチョ」と呼んだのは、もしかして大逆2が初? -- 名無しさん (2017-08-09 08 43 06) 1で小中が「ミスタ・サイバンチョ」って呼んでるシーンがあたような -- 名無しさん (2019-02-22 19 14 01) 完全なる秩序にして中立としては裁判官としてはもっとも正しいのかもしれん。有罪にするのは検事の仕事、無罪にするのは弁護士の仕事 -- 名無しさん (2020-10-13 02 06 59) こんなに長い付き合いなのにいつもナルホドくんの名前を最後の最後には忘れる人 -- 名無しさん (2021-05-07 21 19 10) ↑2 正しく天秤のような人だよね。予断や偏見を持たず、証拠と論理の積み重ねによってのみ人を裁くという、裁判官としては最も重要な資質が備わっていると思う。その皿に『証拠』と『論理』という錘を積んでいくのが弁護士と検事の仕事。だから弁護士が錘を積めなければ容赦なく有罪にするし、どれだけ苦境に立たされても完全に傾き切るまでは判断しないからそこに『逆転』の余地が生まれる。 -- 名無しさん (2022-02-08 21 38 33) 最近5やったけど敵が傍聴人を味方に付けて心理学を裁判に持ち込むの否定しようとした時に裁判長が流されずに裁判に持ち込むのを認めたのが印象的。そういう部分がこの裁判長の凄いとこだわ -- 名無しさん (2022-03-24 06 47 03) ちなみに弟のサイバンカンさんはお話の都合をサイバンチョを出せないため作られたため、サイバンチョのドットを改変して作られている。そのためデザイン画がなかったりする。 -- 名無しさん (2024-03-26 00 10 35) 名前 コメント
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カタログ 作者別カタログ&作者単位のランキング ※自作曲紹介動画をお持ちのPは、自貼りしてください。 作者別カタログ&作者単位のランキング ワンカップP 不在通知P 乱数P しえろP&ショタエロイドP ラマーズP ラヴリーP ワンカップP 不在通知P 乱数P しえろP&ショタエロイドP ラマーズP ラヴリーP 年間ラヴリーPランキング 2009
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登録日:2021/12/02 Thu 16 00 50 更新日:2023/08/21 Mon 15 15 52NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 ジェドーラ←ではない ジョドーラ ネタバレ項目 ラビリンスシティ レイトン教授 レイトン教授VS逆転裁判 側近 冷酷 厳格 女上司 検察士長 籠手 行成とあ 逆転裁判 黒猫 ‥‥今宵。 最後の”真実”は‥‥すべて、さやけきこの月の光のもとに、さらされる。 ジョドーラとは『レイトン教授VS逆転裁判』に登場する人物である。 CV.行成とあ ■概要 『レイトン教授VS逆転裁判』のオリジナルキャラクター。 ラビリンスシティの創造主ストリーテラーの側近を務めている女性。 検察士団をまとめる検察士長の顔も持ち、本作のライバルキャラクターのジーケン・バーンロッド卿の上司にあたる存在。 専用曲は「封印~閉ざされた”黒”~」。 検察士として立つ際には肩に金のヒラヒラ(エポレット)が付いた軍服のような赤紫色の服を着用し、両手には鋭い爪を持つ金色の籠手を嵌めている。 行事以外では黒を基調とした革製甲冑を着用する。 頭には猫耳のような尖った髪飾りを付け、後ろ髪は猫の尻尾のようにまとめている。そのシルエットは黒猫にソックリ。 高位の存在であるがゆえに傲慢不遜で高圧的な振る舞いをし、特に自身の宿敵には容赦のない冷酷無比な発言をぶつける。二人称は主に「キサマ」。 部下の騎士達からも厳格な態度と威圧感から非常に恐れられている。 ジーケンは彼女に忠誠を誓っているが、検察士控え室の掲示板には彼が描いたと思われるジョドーラの落書きに剣が突き刺さっており色々鬱憤が溜まっているのかもしれない。 本来はラビリンスシティの人物のはずだがイギリスでもその存在が目撃されている。ラビリンスシティ内でも度々その姿を見せては怪しい動きや含みのある言い回しを多用する謎の多い人物。 マホーネ・カタルーシアへの態度はどこか悪意を感じさせるが…? ■作中での活躍 ※ネタバレ注意 序盤~中盤までの活躍 「序章」裁判パート(「異国の法廷」)で初登場。 イギリスの法廷で裁判にかけられたマホーネの弁護を成歩堂龍一と綾里真宵に依頼した。 ここでは「ステラ寄宿女学院」の教師を名乗っておりスーツ姿に眼鏡をかけている。 ジョドーラはマホーネは全面的に罪を認めていると説明し、「提示される刑をそのまま引き受けてほしい」と成歩堂に依頼する。 だが「依頼人を信じぬく」事が信条の彼はマホーネの無罪を主張したせいで不服な態度を露にした。 最終的にマホーネの無実が証明され、皮肉交じりに礼を述べマホーネと共に裁判所を後にした。 第1章ではラビリンスシティへと向かう馬車にエルシャール・レイトンとルーク・トライトンと乗り合わせる。 ストーリーテラーの行進では傍らに立ち、彼が書いた《物語》をバラまき町民に配りまわっていた。この更新の最中レイトンを見つけ、何か思惑があるかのように見つめていた。 第3章ではある人物から”魔女”であると告発を受けたマホーネを拘束し、ジーケンに聞き取りを命じる。 その日の夜、マホーネの飼い猫・クローネを探しているルークと真宵と出会い、未解決の魔女事件を夜を徹して調査していた。 その事件の被害者は錬金術師であり、被害者が使っていた危険な薬品類は全て彼女の下に保管されている。 第5章ではストーリーテラーへの謁見をする傍ら、彼への悪意と離反のためにもう一つの《物語》を企てている様子が見られ… 最後の魔女裁判 第7章でストーリーテラーが業火に飲み込まれ殺害される事件が発生し、その容疑者であるマホーネを裁判にかけるための野外特設法廷の設営を命じていた。 その際自分を嗅ぎまわっていたジーケンに反逆罪の罪を着せて検察士を解任し、自らの手で諸悪の根源《大魔女ベーゼラ》に引導を渡すため最後の魔女裁判の検察士として成歩堂と対峙する。 法廷ではスキの無い論証と鋭い切れ味の罵倒で弁護士を着実に追い詰め、今まで以上の冷酷さを見せる。 …ただ、不用意な発言で傷つけてしまった少年をすかさずフォローしてあげるくらいの優しさは残っているが。 終盤では成歩堂から証言を求められるが、検察士がいなくなるという理由でこれを拒否。 しかしそこに現れた最後の検察士の登場で証言台に立つことになり… この先『レイトン教授VS逆転裁判』終盤のネタバレにつき注意 実は作中のここまでの流れは全て彼女の筋書き通り。 つまりマホーネに魔女容疑をかけ裁判にかけさせたり、レイトン、成歩堂達をラビリンスシティに誘い込ませた全ての元凶で事実上本作のラスボス。 経歴 本名は「クローネ・ベルデューク」。三か月前に死亡した町の錬金術師ミスト・ベルデュークの実の娘。 そしてマホーネの幼馴染で本来の親友でもあった。現在の年齢は20歳。 全ての始まりは12年前の《伝説の大火》から。 当時の火祭り日、クローネは町の象徴であった鐘楼に上ろうとマホーネに誘われお揃いのペンダントを使ってそこに辿り着いた。 その時マホーネは父親から禁じられていた「鐘楼の鐘を鳴らす」ことを好奇心から行った。 その瞬間マホーネ始め祭りの場にいた全員が一斉に意識を失い(*1)、その間に炎が町の広場の草に燃え移り、結果町全体に広がる大火事が発生した。 ベルデュークとストーリーテラーことリテラスタ・カタルーシア(マホーネの父親)が鐘楼に駆け付けた時には放心したマホーネを抱えながら泣き叫ぶクローネを発見した。 この日以降マホーネはココロが壊れてしまい、碌に会話も食事もしなくなった。 そんなマホーネを救うためにカタルーシアは魔女の絵本を自作し、さらにベルデューク親子達にそれを演じてもらうことで物語を本当の事だと思い込ませ、その結果マホーネには笑顔が戻っていった。 カタルーシアは娘の笑顔をとどめるため町の復興と国家プロジェクトの体裁で、現実世界で魔法を再現し住人を被験者として世界中から集め魔女の物語が実在する「ラビリンスシティ」を作り上げていった。 その際大火を思い出さないようマホーネの大火に直結する記憶、すなわち人間のクローネの記憶を消し、代わりに黒猫のクローネを昔からの親友だと思い込ませた。 クローネもマホーネを守るために全面的に協力し「ジョドーラ」という人物を演じることに徹し続けていた。 だが、多くの人間を騙し続けていた罪の意識に耐え切れずベルデュークは服毒自殺をした。さらに同じ時期にカタルーシアは町を解放するために《物語》の終了を決断した。 この行為にクローネは父を死に追いやっておきながら「勝手に《物語》を終わらせようとするリテラスタ」と「何も知らされず守られ続けているマホーネ」に恨みを持ち、彼らへの復讐のために今回の騒動を引き起こした。 本編での動向 クローネは検察士長として活動する傍ら、「大魔女」という人物も演じ続けていた。 大魔女の目的は町の外にある森の住民「ヨーマ」に指令を出し”魔法”を実現させることであり、 指令を受けたヨーマは姿が消えるローブや鳴らすと相手の意識が無くなるベル等の「そっちの方が魔法だろ」と言いたくなるような技術を用いて現実には存在しない魔法を演出していた。 クローネは大魔女として度々その姿をレイトン達に見せ、彼らに魔法をかけ(たように演出し)ては翻弄していた。 レイトンをラビリンスシティに招き入れたのも彼の名声を聞き、町の真相を解明しマホーネに真実を見せつけてくれると期待したからだった。…ちなみに成歩堂の方はついでに連れてきたある種の”事故”だったらしい。 さらにはマホーネを魔女裁判にかけるようにカタルーシアの与り知らぬところで《物語》を書き換え、彼女に過去の記憶を思い出させるように仕向けていた。 最後の事件では気を失ったマホーネを背負った状態で透明化するローブを被って鐘楼に侵入。そこにいたベーゼラ役の人物を以前押収したベルデュークの薬で眠らせ、マホーネをベーゼラに仕立て上げた。 結末 裁判を進めるにつれカタルーシアに町の秘密を暴露させ、マホーネに大火の記憶を呼び起こさせ精神的に追い詰めていった。 しかし全てを分かった上で検察士として入廷したレイトンや真相に辿り着いた成歩堂により自分でも気づいていなかった本当の記憶を呼び覚まされた。 + 《伝説の大火》の真実 実は伝説の大火の日、鐘楼の鐘を鳴らしたのはクローネの方だった。 マホーネは鐘を鳴らそうとしたが直前で止めてしまい、代わりに興味を持ったクローネが鐘を鳴らした結果惨劇を起こしてしまった。 幼い彼女には炎の竜が飛び回るかのような業火の光景はとても耐えきれるものではなく、自分のココロを守るために「マホーネが鐘を鳴らした」と無意識に記憶を書き換えてしまった。 救助に来た父親達は誰が鐘を鳴らしたのか一目瞭然だったが、クローネの「マホーネちゃんを‥‥責めないで!」という叫びで彼女が記憶を書き換えていることを察知。 真実を明かせばマホーネだけでなくクローネのココロも壊れてしまうため、二人の父親は彼女のココロを守るために真相を封印することを決断した。 なお、大火が発生した時地上にいた火祭りの参加者たちの生死は作中では明言されていない。 しかしその地の人間は鐘の音を聞くと一斉に気絶すること、「町に残されたのはたった4人だけ」という証言からやはり… ただ、数十人の死を隠蔽できるかどうかは怪しい所なので異変に気付き非難した可能性もある。 どっちにせよ町は焦土と化してしまい、10年の時をかけてラビリンスシティとしてやっと復興できたレベルで大損害を負ったのは間違いない。 つまるところクローネは10年以上記憶を改竄しマホーネに罪を押し付けてしまっただけでなく、今回の復讐自体が逆恨みに近いものであった。 ずっと信じ続けてきた記憶がニセモノであるとは当然すぐには受け入れられずに… ‥‥そんなの‥‥ ‥‥認めない‥‥ ‥‥認められるワケがないッ!‥‥ ”真実”を受け入れられないクローネはローブを纏って法廷から逃走。 そして町中から責められるクローネを見かねて、マホーネは全てを終わらせるために鐘楼から投身自殺を図った。 その時クローネは鐘楼にしがみ付きながらマホーネの腕を掴んだ。…怨恨を持っていても彼女との友情を完全に捨て去ることは出来ず、お揃いのペンダントも肌身離さず持っていた。 そのまま鐘楼の手すりが壊れ、二人とも落下…と思いきやレイトンの魔法によって救助され、成歩堂も交えた最後の魔法によりラビリンスシティに夜明けが訪れた。 クローネも‥‥これから、また。ずっと、ともだちでいてくれる? ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥当たり前だろ!‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ありがとう‥‥‥‥ 全てが終わった後クローネはカタルーシア親子に謝罪し、仲直りすることが出来た。記憶を取り戻したマホーネとも再び友情を築き合った。 なお彼女から「クローネって‥‥(黒猫の)クローネに、ソックリだよね。」と言われた時は気恥ずかしそうにしていた。 EDではこの町の出発を祝福するように鐘を鳴らして町を去る4人を見送った。現代の洋服を着て、憑き物が落ちたような晴れやかな表情をしていた… スペシャルエピソードでは本編のシリアスな役回りに反し、最もはっちゃけている人物。 実は人見知りで大魔女の姿じゃないと”キンチョー”してたり(しかもレイトン達にではなくゲームをやっている”全世界の”プレイヤーに対して恥ずかしがっている)、自分主役のゲームが500万ダウンロードの大ヒットを記録する《物語》を書いたり、 丁寧な前振りを交えつつ「ナゾ解明!」のポーズをノリノリでやったりと真宵に「ちょっと図々しい」と評される程の弄られキャラと化している。 「‥‥《ミエヘン》の魔法で消えてしまいたい‥‥」 ■余談 + ... 最終章の裁判で彼女は成歩堂のことをはっきりと「弁護士」と呼ぶ。ラビリンスシティには「弁護士」という職業がなく他の人々は「ベンゴの騎士」と呼んでいるためこの呼び方は矛盾している。このことは彼女がラビリンスシティの世界の人間ではなく現実の人間であるという伏線である。 黒猫のクローネは当初は「マホーネだけに見えるジョドーラとしてのクローネ」という設定だった(*2)。製品版ではその設定が無くなったのでジョドーラは単に黒猫に似ている人になった。 ゲームを一度クリアしたセーブデータで「つづきから」を選んでプレイし再びエンディングに到達すると、エンディングでのマホーネの独白がクローネのものに代わる。ついでに成歩堂が対峙している検事が御剣からバータリー検事に代わる。 これまで対峙してきたライバルキャラクターに代わって最後の裁判で検察官を担当するライバルの上司(または主人)はラスボスである、という『逆転シリーズ』でのジンクスをコラボ作品の本作でも受け継いでいる。 最終章でジョドーラの本名が彼女の口から明かされる前に、人物ファイルでネタバレされたり、人物ファイルからジョドーラの写真と説明文が消えたりと彼女絡みのバグが妙に多い。 追記・修正は大魔女を裁いてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント